先日、Woo Express というサービスを開始すると WooCommerce.com で発表されました。
まずは、どんなサービスなのか確認していきたいと思います。
基本的には WordPress.com の付加サービス
まずは、14日無料ということだったので、申し込みをしてみたら管理画面内の URL は wordpress.com となっていました。そのため、基本的には wordpress.com のサービスの延長という形になります。
ただ、wordpress.com には e-commerce 向けのサービスが別にありました。それとの違いを確認したおいた方が良いのかなと思います。
WordPress.com コマースプラン
まずは、WordPress.com で提供されているコマースプランを紹介したいと思います。
Woo Express のサービスが開始されたので、コマースプランがなくなったのかと思ったのですが、これは継続してあるようでした。なので、イメージとしては woocommerce.com 向けに新しいプランを作ったというようなイメージで考えて良いと思います。

費用的にもちょっと高めで、ビジネスプランの機能にコマースプランの機能を追加した形になっています。
- 1年間無料のドメイン
- ライブチャットサポート (現在英語のみ)
- プレミアムテーマ
- WordAds で収益獲得
- スタイルのカスタマイズ
- VideoPress の4K 動画
- ソーシャルメディアでの共有無制限
- サイトアクティビティログ
- プレミアムに加え
- プラグインとテーマのインストール
- 帯域幅無制限
- グローバルな Edge キャッシュ処理
- 強力なバースト機能
- Web アプリケーションファイアウォール (WAF)
- 28以上の拠点を持つグローバル CDN
- 高周波 CPU
- データセンターの自動フェイルオーバー
- 分離されたサイトインフラストラクチャ
- 管理されたマルウェア保護
- DDoS 攻撃の軽減
- SFTP-SSH、WP-CLI、Git の各ツール
- WordPress の自動更新
- サイトの集中管理
- リアルタイムのバックアップ
- ワンクリックで復元
- アップタイムのモニター
- ElasticSearch 搭載
- プラグインの自動更新
- SEO ツール
- ビジネスプランに加え
- 商品の販売・配送
- ストアのカスタマイズ
- 在庫管理
- スムーズな購入プロセス
- 60か国以上で支払い可能
- 売上レポート
- 大手運送業者とのインテグレーション
- 拡張機能マーケットプレイス
そして、今回、Woo Express が発表されたのですが、基本的には WordPress.com のコマースプランとは別軸で考えた方が良いようです。2022年10月に automattic と WooCommerce の方でホスティングサービスを提供する契約を結び半年かけて今回のサービスを開発した経緯があります。
つまり、以前のWordPress.com の方としては WordPressを中心に検討開発されたサービスでありますが、Woo ExpressはWooCommerceに特化して再開発された物という認識が正しいようです。
同梱されている有料プラグインが使える!
詳細は後日の記事で書こうと思いますが、二つのプランに関して有料プラグインが同梱されています。そのプラグインの費用だけでサーバー代を考えるとかなり安く手に入ることが出来るようになっています。
WooCommerce に特化したブロックテーマが無料で利用できる
また、これは将来的な目論見としてはかなり良いと思うのですが、WooCommerce に特化したブロックテーマがスムーズに稼働するように調整されているとのことです。
逆にブロックテーマではない場合は適していないのかどうかは、今からちょっと調べてみないと分からない部分にはなります。ただ、将来的なことを考えても今からの事を考えるとブロックテーマに変更して、最適なサーバーを利用するという点でWoo Express を選択するというのは、前向きに検討するべき内容では無いかと思っています。